室外機用防音パネルの効果について

低周波騒音とは?

低周波騒音は、100ヘルツ(Hz)以下の周波数(音の高低)の音を指します。

 風力発電の風車、ヒートポンプ式給湯器、エアコン室外機、フリーザー、トラックなど、身近にあるさまざまな機器から検出されることが知られてるのはみなさんもご存知かと思います。 

近年、低周波騒音が健康障害を誘発する可能性が報告されていますが、ここでは取り扱いしている室外機用防音パネルについて、試用している素材の違いや、どのような場面で効果を発揮しているかご紹介します。

 

◯使用素材の違いについて

1.グラスウール(ガラスウール)

特徴: 軽量で、断熱性と吸音性の高い素材で環境に優しい素材です。軽量のため比較的施工しやすい素材です。

欠点: 軽量で比較的扱いやすい素材ですが、湿度が高い環境では劣化しやすく、ガラス素材のため施工時には注意が必要です。経年劣化で吸音材として使用する際、メンテナンスが必要です。

2.ウレタンフォーム

特徴: 軽量で、施工しやすい素材で、低音域での吸音効果があります。

欠点:温度が高い環境で劣化しやすいことがあり、グラスウール同様定期的にメンテナンスが必要な場合があります。

3. 一人静 タイプL

特徴:- 低音から高音まで幅広い音域で吸音・遮音機能を持ちます。  特に低周波騒音対策にも効果的です。名古屋大学との産学共同研究により、低周波騒音の低減効果が確認されています。また、防湿・防水対策にすぐれいているので、屋外での使用や湿度の高い場所で使用しても、頻繁にメンテナンスする必要がありません。

エアコンやエコキュート、エネファームなどの室外機の騒音対策に適しています。 オフィス、学校、幼稚園、一般住宅、マンションなどで使用できます。

室外機用防音パネルの測定検証してみた!

 動画でも分かるように、パネルを設置し室外機の前で計測した数値と、室外機用パネルを挟んで計測した数値では、-16dBの低減が見込めました。一般的に低周波対策や騒音対策では扱う素材は面積や重量を求められますが、一人静タイプLは防音材の中では薄型軽量を実現した製品です。特に低音域に対応する吸遮音パネルのため、低周波音を効率よく吸音し、遮音面で音を逃さない構造になっているため、これにより騒音を効果的に軽減でき、反響音を緩和することができます。また、 付属の脚を基礎にアンカー止め、もしくは設置場所が砂利の場合、付属の杭で打ちつけることで、転倒しにくくなります。 

 

 

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