防音材の適切な選び方~遮音シートは対策目的で絞り込みましょう

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さて、防音材を検索すると多種多様な素材・価格・仕様の製品がピックアップされます。コストを抑えた方がいいですが、まずは対策目的により少しずつ絞り込んでいくと製品比較がしやすいと思います。「防音材」で検索すると「遮音材」「吸音材」「防振材」等が出てきて、どれが防音材かわかりませんよね?実はすべての製品が防音材にカテゴリーされますが、性能や素材はすべて異なります。

例えば、マンションで隣室の声が聞こえやすい場合には、「遮音シート」を取り付けるのが有効です(さらにコスト低減ですと石膏ボード3重張りですが、この選定も後ほど記載いたします)。遮音シートもアスファルト製、ゴム製、樹脂製など素材のがあり、さらに重量(㎡辺りで検討)が重いほど遮音性能が高くなります。

前述の壁に石膏ボードを3重張りの方がコスト的には安くなりますが、接着工法の時間や、ボードの扱い方(割れやすい)等あるため、軟質性のシートの方が扱いがしやすいです。また、重量に於いての遮音性能(質量則といいます)は、同じ重量の素材よりも遮音シートの方が優れている傾向にあります。あとは、使用する場所により、素材選定をします。

アスファルト製は硬質のため、床などに有効です。ゴム製、樹脂製は軟質性のため、壁への取り付けが向いております。ただし、床暖房や夏場の温度がこもる場所には避けていただいた方が有効です(床の場合は温度により融解する恐れがあります)。

当店では、樹脂製の遮音シートを取り扱っており、カッターで切断できる仕様です。巻きでの納入のため、保管場所も省スペースで足ります。壁に対し、タッカー止、ビス止めで設置できますが、遮音シートと遮音シートは重ねていただくと(隙間が出にくいように)音漏れが少なくなります。

防音材の扱い方は、「目的で絞り込む」 ぜひご参考にしてみてください。

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