こんにちは、サイレントプロバイダーです。
今日は「防音室って実際どうなの?」という疑問にお答えします。
「防音室って本当に音が聞こえなくなるの?」
「防音室って、完全な無音になるんでしょ?」
「中の音は一切外に漏れないの?」
そんなふうに思っていらっしゃる方も多いかもしれません。
ですが、実際のところ「防音室=完全無音」ではありません。
そもそも防音とは?
防音には、大きく分けて2つの要素があります。
■遮音:音を通さないようにすること
■吸音:音の響きを抑えること
防音室ではこの2つを組み合わせて、
室内の音を外に漏らさず、外の音も中に入れないようにしています。
防音室でできること
➀外への音漏れを減らせる
ピアノや管楽器、ボーカルなどの大きな音も、外に漏らさず練習ができます。
➁外の音をシャットアウトできる
道路の音や生活音を遮って、集中できる静かな空間が手に入ります。
③反響を抑えて録音や配信にも向いている
吸音材で音の響きを調整できるため、録音やオンライン会議などにも適した環境がつくれます。
防音室でも注意が必要なこと
➀完全な無音にはならない
構造上、扉や換気口などから多少音が出入りする可能性があります。
➁低音は遮音しきれないことがある
ドラムやベースのような低音は、空気だけでなく床や壁を振動させるため、通常の防音では対応が難しい場合があります。
③振動対策が必要になるケースもある
足音やスピーカーの重低音など、床を伝わる振動は遮音材だけでは抑えきれません。
このような場合は、防振構造や浮床施工などの追加対策が必要です。
まとめ
防音室は、正しく理解し、目的に合った設計・施工を行えば非常に効果的な空間です。
「完全な静けさ」とまではいかなくても、音のストレスを大幅に減らし、快適な生活や作業環境を整えることができます。
今後の記事では、防音室によってどのくらい騒音レベルが変わるのか、具体的にご紹介していく予定です。
導入事例や費用感についても、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。